東日本大震災 北海道「心のケアチーム」に参加して

  11, 2011 15:09
当院から北海道心のケアチームの第8班として、佐藤渉医師、および心理士篠田が宮城県気仙沼市の保健所管内に派遣されました。
平成23年4月24日~5月1日(移動日含む)の期間、避難所、施設巡回、自宅訪問など行ない、
①被災の影響で治療が中断された精神障害者の対応、
②被災の影響で新たに発生した精神障害や心理的問題への対処、
などの活動にあたりました。
ブログ写真①
↑地元保健所での記録作成時の様子
 (左)佐藤渉 医師 (右)篠田崇次 心理士

ブログ写真②
↑北海道心のケアチームの腕章

ブログ写真③
↑派遣担当地区の被害状況

ブログ写真④
↑被害の深刻な地域での家庭訪問

「目の前で助けを求める人がいるのに助けられなかった」、「子どもを亡くした。孫はまだ行方不明で、気持ちの整理がつかない」、「避難所での人付き合いが辛い」などとても過酷な体験を聴き、受け止めることの難しさを実感しました。
また、元々不登校や家庭内暴力、自傷行為のある方とも出会い、災害により問題解決をより一層困難にしているケースにも直面しました。

ブログ写真⑤
↑避難所での他医療チームと情報交換

被災地には様々な医療チームが派遣されており、連携や引継ぎにも苦労がありました。
担当者が数日~1週間単位で入れ替わる体制で、コーディネートする地元保健所の疲弊も心配で、支援のあり方も考えさせられました。
今回参加させていただき、被災者に役立つ支援ができたか、反省することも多々ありますが、地域への介入やアウトリーチの方法、ニーズの掘り起こしなど多くのことを学ぶ機会ともなりました。
改めて被災された皆様方に心よりお見舞い申し上げます。

文章 臨床心理士 篠田崇次

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