日本心身医療研究会 日本オルゴール療法部門について

  23, 2011 10:13
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↑ピア・サポート活動として、主に高齢者の入院者さんを対象に、
 オルゴール療法を行っています。
 80代の入院者さんにオルゴール療法を体験していただいた記録を掲載します。
 尚、内容など、準備・構築中でありますことをお許し下さい。 

平成23年6月15日 
記録:内観療法課 都築誠(薬剤師・歯科医師)

[入院経過] 
入院当初、家庭内で暴力行為があり、常時介護を要する状態。
同時に回想療法開始。
入院約20日後、精神状態が安定。その翌日からオルゴール療法開始。

<第1回オルゴール療法実施>
実施場所は自室にて、オルゴールはベットの上に置き、職員がネジを巻く。
オルゴールを聴いてもらうと、「懐かしいね、子供は琴の名取になるため、東京に行った事がある。私も代用教員をしていた頃、オルガンを弾いていたよ」と話す。
話に多少の矛盾があるが、しっかりとした口調。

<第2回オルゴール療法実施>
実施場所は自室にて、オルゴールをベットの上に置く。職員がネジを巻いた後、入院者にも巻いてもらう。
「昔を思い出す」と話されるので、いつ頃か質問すると、
「子供の頃、春の小川など、そんな上等ではないものの、オルゴールがあった」と答える。

<第3回オルゴール療法実施>
実施場所は自室。オルゴールはベットの上に置き、はじめから入院者がネジを巻く。
「優しい音だね。私は音楽が下手だったので、娘に音楽を強制した。今考えると娘には重荷だったかもしれない」と返答があった。

[まとめ]
本例は、かなり状態が安定してから実施した。
本療法は、疎通性、幼少期・音楽記憶の回想、自己の価値、職員と音楽を共感できる喜びを獲得できると考える。

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